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紙幣の国家ぐるみでの流通について

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紙幣の国家ぐるみでの流通について

先ほど、紙幣のスタートに関してはお話しさせていただいたのですが、この考え方は「国家ぐるみでできないか?」という発想になりました。もし、国家ぐるみでできれば持ち運びに不便なほどの通貨が動くとき、証明書として紙切れが通用します。

それはもちろん紙切れでなく国が証明した通貨になりますから当然のことながら成功すれば経済が大きく発展します。その事を北宋の4代目皇帝の時代に交子・会子という形で国家としての保証を付けた事で発展しました。

更に言えばこの交子・会子は発行数を貨幣にできるものと交換ができるようにするため、インフレを起こしにくい設定にしてあるんです。だから四川省の鉄の貨幣やそれ以外の地域の銅貨に裏打ちされた兌換通貨だったことが中国人の頭の良さともいえるでしょう。
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